失業保険との出会いと手続き

失業保険との出会いと手続き

失業保険との出会いと職業訓練校について

失業保険という制度を初めて知る

退職をする際に、総務の同期から厚生年金・厚生年金基金・退職金、そして失業保険の説明がありました。恥ずかしながら、雇用保険料が引かれていることは知っていたものの、 制度の中身までは理解していませんでした。そんな私にとって、失業保険は「ありがたい制度」だと実感できるものでした。地元での結婚に伴う名義変更を先に済ませてから、引っ越し先のハローワークで手続きをした方がスムーズだというアドバイスもあり、私はその通りに行動しました。
ハローワークでは、結婚を理由とした退職において「正当な理由がある」と認められたため、通常の待機期間を経た後、比較的早い段階で失業給付を受け取ることができました。ハローワークでの戸惑いと安心

ハローワークに行くのは初めてで、正直とても緊張していました。しかし窓口の方が丁寧に対応してくださり、不安な気持ちが少しずつほぐれていきました。書類を整え、手続きを済ませることで、「私は社会の一員として、まだここに居ていいんだ」と思えたことをよく覚えています。

つながり”を感じた失業給付の存在

経済的以上に大きかった“心の支え

失業保険の給付額は、決して多くはありませんでした。しかし、それ以上に「あなたのこれまでの働きに対して、社会がちゃんと応援してくれているよ」というメッセージのように感じられました。孤独になりがちな専業主婦生活の中で、それは心の大きな支えでした。

再スタートへの小さな一歩

給付を受けながら、自分のこれからを少しずつ考えるようになりました。「このまま家にいるだけでは終わりたくない」「またいつか社会に戻りたい」という気持ちが芽生えたのは、失業保険という“制度とのつながり”を通して、自分が社会から完全に切り離されていないことを実感できたからだと思います。