Q&A:私立大学の採用試験について
国立大学での任期付き職を終える前、新たな道として私立大学への転職を決意。今回は、その採用試験について、実際にどんな準備をしたのか、面接ではどんなやりとりがあったのかをご紹介します。
- Q:応募にあたって準備した書類は?
- A:職務経歴書と履歴書の2点を用意しました。
職務経歴書は、3ページにわたって非常に丁寧に、具体的にまとめました。以下の点を特に意識して作成しています。実際に担当した業務内容を明確に記載大学での実務経験(会計・調達業務など)を詳細に取り扱った予算の金額や規模感も数値で表記Wordで読みやすく、整理されたレイアウトで仕上げました今回は大学事務経験者の募集だったため、「どんな仕事を、どれだけ正確にこなしてきたか」がしっかり伝わるよう工夫しました。
- 面接は何回ありましたか?どんな形式でしたか?
- A:全部で2回。最初は現場責任者、2回目は役員面接でした。1次面接:配属予定部署の係長と部長との面接→ 実務能力・対応力を見られていた印象です。最終面接:学長・理事長を含む役員面接→ 組織へのフィット感や、長く働く意思があるかを確認されました。いずれの面接も「あなたの経験をこの大学でどう活かせるか」が中心でしたが、決して堅苦しい雰囲気ではなく、自分の言葉で丁寧に伝えることが重視されていたように感じました。
- Q:どんな質問が印象的でしたか?
- A:『今現在、あなたが最も得意なことはなんですか?』という少しユニークな質問がありました。正直なところ、少し戸惑いました。「今現在、得意なこと…?」と考え込んでしまったのですが、そのときふと思い出したのが、子どもに作っていたお弁当のことでした。朝と夜受験期であったこともあり、、メニューやバリエーションを工夫しながら2つのお弁当を毎日作って子どもを送り出していました。そのお弁当の写真がスマホに残っていたので、写真を見せながらその工夫や想いを面接官にお話ししたんです。あとから上司になった方にこの話をしたとき、「そのやりとりで、あなたの丁寧さや思いやりが伝わって、うちの採用基準にぴったりだと感じた」と教えてくださいました。